ジャニー喜多川による性加害問題の表面化
昨年の9月といえば、ジャニーズ問題が表面化しましたね。
ジャニー喜多川による性加害については多くの関係者が知りながら社会的な問題として報道されませんでした。問題行動を記事にした週刊誌とジャニーズ事務所の間で裁判になり、「事実なので名誉棄損ではない」という判決が出た後でさえも。多くのメディアがジャニーズ事務所とビジネスができなくなることを恐れ、重大な事実を隠蔽したわけです。
私たちは日本のマスメディアがそういう汚い存在であることを忘れてはなりません。
公共放送も含めて隠蔽を図ったこの問題がなぜ表面化したのか?それはイギリスのBBCがこの問題を取り扱ったからです。BBCが自社のバラエティ番組に日本の男性アイドルを出演させることもないだろうから忖度の必要はありません。これをきっかけに隠蔽が不可能になり、2023年9月7日にジャニーズ事務所が記者会見を開きました。
さて、ジャニーズ事務所は「株式会社SMILE-UP.」に社名変更しましたが、これは必要なことだったのでしょうか?性犯罪者の名前の会社でタレントのマネジメント業務を行うのは問題があるだろうと思います。しかし、ジャニーズ事務所は性加害問題にかかる補償業務に専念し、補償後に廃業するということです。ならば、ジャニーズ事務所の名前で責任を取るべきだと思います。社名変更はこの問題を早く忘れてほしいという思いが透けて見えます。
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